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「発酵槽を入念にチェック」 すでに世界的に通用する赤ワインを生産することで評価を高めている、ベルンハルト・フーバー醸造所。 見事なまでの畑の管理と徹底した収量の抑制、そして最高のものを造るんだという 熱意が製品に現れている。1995年産のレゼルヴェは、ピノ・ノワール種の品評会で かの「ロマネ・コンティ」を上回る好成績を収めた。 写真はそのピノ・ノワールの醸造タンク。発酵中のタンク内では炭酸ガスが発生し、 ぶどうの粒がガスによってタンク上部に押し上げられ、 液面に帽子が載ったようになる。(だから果帽と呼ばれる) 放置すると雑菌が発生したり十分な色素を得られなくなるので、 プロペラ状の機械で日に3度これを突き崩す。同時に香りのチェックを入念に行う。 何本もの仕込みタンクに行うので、醸造所は夜も眠らない。すべては 究極の赤ワインを造るため。 |
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